会員便り

 

No. 投 稿 日 タ イ ト ル
2020/11/06 チェコの近況
2020/11/05 コロナ禍のチェコ生活
2020/08/13 2020. 真夏の呟き
2020/07/01 さくらんぼのシーズン
2020/04/20 こんな時に、少しほっこり…
2020/04/09 こんなところが好きです。プラハ…♡

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チェコの近況

by オルガ

会員の友人オルガさんから、チェコの近況報告です。

(2020年11月1日)

 チェコは大変です。1日で15,000人も新しい感染者が出て、多くが死んでいます。さらに増えそうです。今、チェコはヨーロッパでも最悪です。地方選挙の後すべてが悪くなっています。こんな政治遊戯をしなければ、多くが死ななくてもよかったのに。政府は、すべての活動の停止、外出も交流も中止していますが、すべてむなしい試みのように思えます。政府は自分の失政には口をつぐみ、従わない市民を叱責しています。農村では、海外からの労働者がいないので、収穫が半分しかできません。果物もブドウも、収穫されないまま、腐っています。チェコの有名なビール会社は、ビールを保管できないので捨てています。経済は停止しマヒしています。病院は患者を受け入れられず、「家にいるように」と言います。文化も観光も死に瀕しています。生活のあらゆる面が閉鎖されたり禁止されたりしています。多くの人が怒っています。多くの家庭で貯金が底を尽き、それで不寛容になっています。こんなことになったのも、例の政治遊戯、つまり地方選挙のせいです。

(11月3日)

 コロナに感染した人すべてが具合悪くなるわけではありません。若者は大丈夫でも、年寄り、太った人、ほかに病気のある人は危険になりますから、そういう人は病院が受け付けます。調子がそれほど悪くない人は、病院へはすぐ行かず、まず電話で医者に自分の症状を告げ、医者が、検査を受けるように言います。結果が陽性でも、重症でない人は、家庭での2週間の隔離になります。2回陰性の結果が出ると完治したとみなされます。しかし、ここにも落とし穴があります。というのは、検査の信頼度は60%なので、誤診が多くなります。もし、自ら検査を受けに行くと、多額の費用が掛かります。最近の統計では、チェコにおける感染者は184000人で、死者は3000人です。首相は5回も国民に詫びましたが、死んだ人は帰ってきません。上の情報は、公式のページから採りました。

(11月5日)

 チェコは、状況が深刻であることを認め、他国に支援を求めました。人工呼吸器、特別なベッド、医療用衣服やマスク、検査器などが来ました。アメリカからは28人の感染症専門の軍の医者が来ました。昨夜のCNNの情報では、チェコの感染者は370,285人、入院患者は8,258人(もし、呼吸が困難であったり高熱の場合)、死者は4,089人、回復した人は185,886人です。人手が足りないので、医学や生物学専攻の学生、以前に病院などで働いていた年金者、さらには、そういう分野で外国で働いている人にも、祖国を救うために帰ってきてほしいと呼びかけています。最近聞いた話では、インタビューで消防署の所長が言うには、彼の部下の半分が感染者または感染者との濃厚接触者ですが、もし大火でも起これば、そういった感染した隊員も送り出さなければならないだろう、と言っています。私は、あまりにも悲観的に物事を見すぎているのでしょうか。

 

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コロナ禍のチェコ生活

by Kristýna

チェコ在住の娘から「コロナ禍のチェコ」について報告が届きました。

 

 現在2020年11月4日、チェコでは非常事態宣言が再び発表され、生活に様々な制約が課されている。コロナとともに生きる生活も今月で9ヶ月ほどになり、手洗いうがいや消毒、人との距離を保つことや、イベントの中止、門限など、次々と政府から発表されるルールに適応することにも慣れてきた。(ちなみに今現在は、夜の21時以降の外出禁止、食料品や医療などの必須サービス以外の提供は禁止、人と2m以内に近づく際にはマスク着用義務、家族以外の人との車の同乗時にはマスク着用義務、など複数のルールが課されている。)

 ここでは、常に変動するチェコ政府のコロナへの対応を一つ一つ追っていくのではなく、私(37歳主婦、8ヶ月の息子の育児中)の生活にどのような影響があったのかという観点で、様々なリアルなエピソードをお伝えしたいと思う。

<出産・育児>

  • 出産時、および入院期間中つねにマスクをつける必要がある。また、夫の立ち合いは不可。お見舞いも不可。(幸い私が出産したときは2020年の2月24日、チェコで非常事態宣言が出される1週間前だったので、マスクなしで出産し、夫も立ち会うことが許された。)今もこうしているうちに一人で出産している方のことを思うと心が痛む。
    出産したU apolináře病院

    出産したU apolináře病院

  • 新生児を自宅に連れて戻ってきてからは、緊張の日々が続いた。ただでさえ初めての育児に精神状態はギリギリ、かつ産後の体はズタボロでできる限りリラックスしたい産褥期だったのだが、さらに輪をかけてコロナという緊張要素が加わった生活は、今思い返してもかなりタフなものだった。買い物は夫に任せ、戻ってきた夫の服は一箇所に隔離。家中を消毒し、食べ物も必ず加熱した。
  • 私の産後のダメージが予想よりも大きく、とても一人では新生児の相手ができるような状況ではなかった。そのため、常に「もし今夫がコロナにかかってしまったら、どう生き抜いていけばいいのか」という恐怖が付きまとった。そして外は非常事態宣言がでているがゆえに人一人歩いていない。まるでゴーストタウンのような風景を部屋から毎日眺めていた。人生で一番の孤独を感じた時期だった。
  • 息子が3ヶ月のころ(2020年5月末、まさにコロナが猛威を奮っていた時期)、家でちょっとしたアクシデントがあり、パニックになった私たち両親は救急車を呼ぶことにした。家の近くにNemocnice Motolという大病院があり、そこの小児病棟に搬送されることになったが、Motolは同時に感染指定病院でもある。このコロナ真っ只中の時期に一番行きたくない場所に息子を連れて行かなくてはならなくなったということなのだ。車一台みあたらない真っ暗なゴーストタウンを病院めがけて救急車が走る。当時はコロナが幼児にどれほどの影響を及ぼすのかの情報も乏しく、これで息子が感染してもしものことがあったら、と思うと本当に恐ろしく、このストレスからかその後数日間不眠になってしまった。
  • 息子を連れて散歩することはできるが、マスクを常に顎のしたにかけておき、人と2m以内の距離に近づくときはマスクをつける。これは各自のマナーに任されている部分も大きく、マスクをつけずに近くをすれ違っていく人もいる。
  • 何より残念なのは、ベビーカーにのった息子に話しかけてくれる人がいないこと。そして、仮に声をかけてくれる人がいても、それを素直に喜べなくなってしまったこと。本来ならば、息子に色々な人の笑顔をみせ、コミュニケーションをさせてあげたい。だが道ゆく人の顔はマスクで覆われ、声をかけられたら母の内心では喜びよりも心配が勝る。それは教育機会の損失だし、悲しいことだと心から思う。
  • そしてもう一つ、まだ生まれた息子を両親に抱かせてあげられていないことも心に重くのしかかる。

<医療>

  • 入室が1名に限られるため、息子の検診時に母が同席できない(先生は英語が堪能ではないので、チェコ語が話せる夫が優先される)病院が怖いところだと最近学んだ息子が泣きさけぶ声が聞こえても、何もできずに外で待っている時間は辛い。
  • 先生にも2m以上の距離を保つように指示される。一度、近づきすぎて “Please keep distance!!”と怒られてしまった。
  • 処方箋を受け取って薬局に行く際、店内に入れる人数が制限されているため外で待たなくてはならない。待つ際はもちろん2m間隔で並ぶ。
  • 体調不良で病院に行くことはできるが、「今あまり病院に行きたくない」という心理が働く。

<買い物>

  • 基本はまとめ買い。少しでも人と触れる機会を減らすために我が家ではそうしている。大量に買い込むため、冷凍庫がパンパン。
Rohlík(ロフリーク)

Rohlík(ロフリーク)スーパーで   1個2コルナ(10円ぐらい)

  • チェコではRohlíkというパンが国民に愛されている。日本でいったらおにぎりのような存在で、何かというとRohlíkを食べている。フレッシュなRohlíkは柔らかくてバターと一緒に食べるととても美味しい。そのパンはスーパーではパンコーナーに山積みにされて売られており、そこから人々は袋に必要な数を詰めてレジに向かう。だがこのシステムもコロナ禍においてはひっかかるものがある。誰がいつ触ったかわからない、前で咳き込んだ人もいるであろうと思うと、焼き立てであってもそのままは食べられない。我が家では必ずトースターで表面を加熱してから食べる。 

<我が家の周辺の人々様子>

  • 学校は閉鎖中。子供たちのエネルギーが有り余っていると見えて、夜遅くになっても外で走り回っている声がする。チェコの冬は日照時間が短いため、夜5時になればもう真っ暗なのだが、子供たちは夜8時、9時でも遊んでいる。親が寛容なのか、そうでもしないと学校で発散できないエネルギーを消費できないのか。
  • 私たちは4階建ての集合住宅に住んでおり、同じ建物にすむ家族同士の関係性は良好。夫は各ご家庭の旦那さんグループのWhatsapp (LINEのようなアプリ)に入っていて、毎週火曜日は彼らとフットサルを楽しんでいたが、非常事態宣言下ではそういった活動もできない。そこで知恵を絞った彼らがやっていることといえば、Whatsapp上で「今日、21時頃にゴミを捨てにいきます」と誰かがいい始め、「僕も」「わたしも」ということでみんなが同じ時間にゴミを捨てに行く。ゴミ捨て場にいくには全員エレベーターで地下駐車場を通っていくため、“自然と”そこで鉢合わせることになり、そのまま駐車場で“しかたなく”話し始めることになり、なぜかそこにいつも“誰かが置き忘れた”お酒があるというわけです。このエピソードには笑ってしまった。さすが「ルールはやぶるためにある」と公言するチェコ人。たしかに、お父さんたちも一日中在宅勤務でストレスが溜まっているのでしょう。この悪知恵には失笑ですが、気持ちはわかる。ただし、夫には行くならばマスクをつけることをお願いしている。
  • チェコ人はchataという、国内の別荘地を所有しているケースが多々ある。これは社会主義時代に海外旅行が自由にできなかったときに、人々が憩いの場所を国内に求めたことの名残。Chataは田舎にあるので、人々はここではマスクをしていないことが多い。だが、コロナ初期の頃は、特に高齢の方を中心に、マスクをしていない若者をどなりつけるような場面があった。腹が立ったらすぐ口に出すチェコ国民ならではのシーンだったように思う。

<政治>

  • コロナ第一波をハンドリングしていた厚生大臣のAdam Vojtěch氏が10月末に自ら辞任し、彼を側で支えていた Roman Prymula氏が後を引き継いだ。彼はコロナ第二波に対応するべく、現在進行中の数々のルールを制定した。だが、ルールを発表したその直後に、本来ならば閉まっているはずの夜中のレストランで、マスクなしで会合をしているところをパパラッチされ、それがチェコ国内で大きなスキャンダルになった。Prymula氏は首相のAndrej Babišから辞任するよう指示されるが拒否。Babišは彼が応じないのであれば解雇すると宣言し、ちょうど2週間ほど前に彼の辞任が確定した。
  • このスキャンダルを受けて、Prymula氏がパパラッチされたレストランの前には、彼の写真とキャンドルが飾られている。本来ならば亡くなった方に対して行う弔いの行為なわけだが、これをPrymula氏に対して皮肉としてやるあたりがチェコ国民らしい表現の仕方。このニュースには私も苦笑い。

 書き続ければまだまだありそうな気もするが、一旦今回はここまで。こうしてまとめてみると、コロナを切り口にチェコ国民性が見え隠れして面白い。早くコロナが収束し、自由に人々が行き来できる日が戻ってきますように

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2020. 真夏の呟き

by Libuše

小さな庭のコンクリートタイルデッキに、打ち水ならずホースで豪快に水を撒く。
徐にメダカ鉢に手を入れ、水温を見る。
鉄製のテーブルとイスにじゃばーっと水をかける。それはすぐさま夏の熱に吸い取られるように消え、乾いていく。 フゥ💦汗を拭い青空を見上げて思う。
いつもと何も変わらない。遠くのセミの声、そして鳥の歌…

このテーブルにパラソルをたて、友人たちとチェコビールを楽しもうと思っていた。
コゼルダーク、ピルスナー・ウルケルの飲み比べセットを、春のチェコ倶楽部特別販売に申し込んだ時には、ワイワイとビール片手に、オリンピック、花火、チェコ話に盛り上がる事を信じていた。 
必須アイテムの蚊取り線香をいくつも並べて。

コロナのせいでビールでさえ日本に届かない。

ストラホフ修道院敷地内 Velká Klášterní Restaurace

ストラホフ修道院敷地内
Velká Klášterní Restauraceにて

こんなことって⁉ 残念でやりきれない。
お~い チェコよ、今はどうしていますか?…

此処には私とメダカだけ。
かろうじて、可愛い花が微笑みをくれる。
チェコ倶楽部の皆様はどのようにお過ごしなのでしょうか…
明るく、Na zdraví!と笑える時間を取り戻したい。そう呟くしかありません。
某デパートから買ってきたチェコビールを開けて一句???

・・・虚しさも、日々の苦味も独り飲む・・・   

お粗末でした💦 (^^ゞ

 

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さくらんぼ(Třešně)のシーズン

by Kristýna

チェコでは6月がさくらんぼのシーズン。

さくらんぼ 2Kg

さくらんぼ 2Kg

プラハに住む娘からさくらんぼ便りが届きました。

最寄り駅の地下鉄B線 Lužiny 駅前に、仮設のマーケットができて、直接農家の方から購入したそうです。

立派なさくらんぼ、大きさは500円玉ぐらい、1キロ120コルナ、約550円です。

プラハの中心街の公園でも、ファーマーズマーケットがたくさん出店されて、野菜とか、ハチミツ、季節の果物が売られているそうです。

マーケット

Lužiny 駅前のマーケット

マーケットの商品展示

マーケットの農産品

 

 

 

 

 

 

 

ネットで調べたところ、チェコには、フルーツマップ Na Ovoce というオンラインマップがあるとのこと。誰にも収穫されず無駄にならないようにというコンセプトから始まり、合法的に果物やハーブ等を採ることができる場所をまとめたMAPだそうです。

サクランボを検索すると、こんなにたくさんの採取場所がありました。

Na ovoce

Na ovoce

チェコの楽しみ方が、またひとつ増えましたネ。

 

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こんな時に、少しほっこり…

by チェコに行きそこなった2組の会員

この春、私達2つの組は、別々の日程でチェコ渡航を予定していました。(勿論キャンセル!)
1組目は、友人同士。そして、2組目は、離れて暮らす母と娘の二人旅。
……が、まさかの夢と消えたのです。

思いもしなかったCOVID-19 の全世界への襲来!

予約していたホテル

予約していたホテル

悔しい気持ちはきっと同じと思い、事務的な連絡だけではなく、残念な思いを綴ったメールを其々のホテルに送りました。すると、すぐに二つのホテルからの返信が。
フレーズの違いはあっても内容はほぼ同じ。

“心のこもったメールにとても感謝しています。
この様な状況が終わり、再び会えることを切に願い、その未来を楽しみにしています。
あなたとあなたの大切な人達の健康を祈っています。”と。

小さなことですが、返信メールはとても嬉しくて、私達の心も潤いました。チェコ人も、日本人も同じ思いで   COVID-19と闘っている…繋がっていると思えました。

私達二組は、リベンジできる希望を胸に過ごしています。

プラハのホテルの皆様ありがとう!頑張って!
そして日本の私たちも…

 

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こんなところが好きです。プラハ…

by Sumiko

街ごと世界遺産、中世の面影を残しながらも、かっこいい都市。

メトロ、ナーロドニー テュシーダ駅を出たところ、ショッピングセンタ―のエスカレーターに目を奪われる。スケルトンなのだ。

スケルトン エレベーター

エスカレーターの構造がみえるのである。少年の様に暫し見つめた後に乗った。乗り心地は普通のエスカレーターであったが、テンションは上がった。

かっこいい!自分まで透けている気がする。

そのエリアの地下に、大きなテスコがある。食料品だけではなく、日本でもお馴染みのボディソープやハンドクリームがずらり。あれも、これも…しかし、

この件に関してはまた次回で紹介させていただこうと思う。

 

もう一つ。

プラハを訪れる度に『たまらなく好き』を感じるのは、大胆に笑えるチャーミングな一面も持ち合わせているからである。

それは、メトロでの出来事だった。

友人と券売機で乗車券を買い、刻印しようとホーム前の改札機に乗車券を入れる。入らない…入れる努力をする。入らない。数回繰り返すがダメ。

駅の係員もいない。困惑している私達を見て、誰かと待ち合わせをしていたOL風の女性が来てくれた。What happened?…

乗車券の幅が広く改札機に入らないことを説明。彼女も試みるが、やっぱり入らない。乗車券を見つめた彼女は笑いながら教えてくれた。

「ああ、大きいのよ。ハサミで切ればきっと大丈夫」

驚愕した。乗車券を切る?!…公共のものを??? だが、彼女を信じ、折り畳み式の小さなハサミを化粧ポーチから出して、じょきじょき切った。

乗車券

郷に入っては郷に従えである。恐る恐る改札機に入れてみた。

すんなり通った。素晴らしい! なんとチャーミングな出来事であろう。

背後から大きな声が聞こえた。

Are you ok?    OK. Thank you.    Good!

私達は彼女と手を振り合い、大笑いをしながらメトロに乗った。

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