プラハと台北の姉妹都市協定に中国反発

プラハ・台北市姉妹都市協定に調印

写真説明:プラハ市のフジブ市長(右)と台北の柯文哲市長=1/13 MICHAL CIZEK/AFP/AFP via Getty Images

チェコのニュースサイト「Aktualne.cz」が1月19日、在チェコ中国大使館の印章が押された今年1月10日付の書簡を公開したことで驚きの事実が明らかになった。

中国は書簡の中で、台湾訪問団の団長を務める予定だった右派の故ヤロスラフ・クベラ(Jaroslav Kubera)上院議長を非難。大衆人気のあったクベラ氏は1月20日、心臓発作で死去した。その後、ベラ夫人がTV出演で、「クベラ氏の急逝は、中国大使館と大統領府からの2通の脅迫状によるもの」と明言した。

親中国で知られているチェコのゼマン大統領からは、クベラ氏が台湾訪問を予定していたことに反対する脅迫であったという。

一方、中国・上海市政府は1月14日、チェコの首都プラハ市との友好都市関係を解消し、公的な交流を中断する意向を発表した。この決定は、プラハが13日に台湾の台北市と姉妹都市協定を結んだことへの対抗措置となる。
上海市政府は声明で「無責任に中国の内政に干渉し、公的に『一つの中国』原則を挑発してきた」「政府と人民は強烈な非難と厳正な抗議を表明する」などと反発した。

プラハのフジブ市長は、12日付の独週刊紙ウェルト日曜版への寄稿で、中国との関係を断絶する気はないとしつつも、同国を「危険で信頼できないパートナー」「パートナーは自由や民主主義を重んじ尊敬しあえる相手であるべき」と批判。「脅威や脅迫を前にして、自らの価値観や誠実さを放棄しないよう皆に求める」と呼び掛けた。

中国大使館と大統領に対するチェコ国民の反発と怒りは、大きい。